「3000円投資に興味があるなぁ〜。
でもデメリットはないんだろうか?
注意点あるなら、把握しておきたいなぁ〜。」
このような疑問にお答えします。
先に結論記載させていただきます。
- 大きく貯まらない
- 投資先の選定・リバランスが難しい
- 積立金額の変更が面倒
- 投資に慣れる目的にも向かない
- 投資の知識も身につかない
本記事では、「3000円投資のデメリット5選!やめとけ!他の投資に劣る!」というテーマでまとめさせていただきます。
3000円から始められる積立投資をご検討されてる方、どうぞご参考ください。
それでは、見ていきましょう!
3000円投資とは?
横山光昭さんの著書「はじめての人のための3000円投資生活」が火付け役となって、注目された投資法です。
※本はシリーズ累計70万以上売上の大人気
この本の概要と重要ポイントは次の通りです。
- 月々3000円の積立投資
- 投資先はバランスよく、分散投資
(「世界経済インデックスファンド」や「eMAXISバランス8資産均等型」など)
- 貯金と投資を組み合わせて無理をしない
- 家計を優先して余ったお金で投資
- 高リスク・高リターン型には手を出さない
- 価格の上がり下がりに一喜一憂しない
- 低コストにこだわりネット証券で買う
記載されてる内容は、至ってまともな内容かと思います。
3000円投資に興味をお持ちになったら、まずネット証券口座を作りましょう。
ネット証券No.1はSBI証券です。
口座開設も無料ですので、ご興味あれば公式サイトご覧ください。
3000円投資のデメリット5選!やめとけ!他の投資に劣る!
3000円投資のデメリットは、下記の5つです。
- 大きく貯まらない
- 投資先の選定・リバランスが難しい
- 積立金額の変更が面倒
- 投資に慣れる目的にも向かない
- 投資の知識も身につかない
1つずつ順に補足させていただきます。
デメリット①
大きく貯まらない
これが最大のデメリットかもしれません。
3000円投資生活を30年、利回り3%で運用した場合、いくらになるかご存知でしょうか?
正解は、この通りです。
総資産:174万円
内元本:108万円
内利益:66万円
これを見て「多い!」と思った方は始めても良いかもしれません。
ただ30年間の積立ですので、このお金を手にする頃には老いてる方がほとんどかと思います。
その時に174万円貯まっていて本当に嬉しいでしょうか??
車一台買ったらお終いの金額を30年かけて作りたいでしょうか???
老後2000万円必要と言われる時代に、174万円では全く太刀打ちできません。
月々3000円で、世界株式などに分散投資すれば、リスクは低いですが、やはりリターンも低くなります。
デメリット②
投資先の選定・リバランスが難しい
3000円投資では、ネット証券会社を使って自分で投資先を選ばなければなりません。
手数料の安い投資先が色々紹介されていますが、初心者が始めるとなると訳が分からないのではないでしょうか?
- 「世界経済インデックスファンド」
- 「eMAXISバランス8資産均等型」
- 「ニッセイTOPIXインデックスファンド」
- 「ニッセイ外国株式インデックスファンド」
- 「上場インデックスファンドTOPIX」
- 「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」 など
また、きちんと運用するのであれば、投資先の配分を定期的に見直す必要があります。(リバランス)
このような運用作業しないと、利回り3%を実現できる可能性が下がってしまいます。
自動的にリバランスしてくれるサービスについてまとめた記事もありますので、よかったらご覧ください。
デメリット③
積立金額の変更が面倒
上述しました通り、月々3000円の積立では30年間続けても174万円にしかなりません。(利回り3%想定)
きちんと老後に備えた資産運用をする場合は、積立金額を定期的に上げていかなければなりません。
この金額変更をいつ、どのようにするか?考え・実行するのが面倒というのが3つ目のデメリットです。
毎年、月々の積立額を1000円増額した場合、30年後の資産は874万円になります。(利回り3%想定)
<月々の積立額を1000円増額した場合のシミュレーション>
※オレンジ部分は利息収入
874万円貯まるなら、ある程度まとまった資金となり、資産運用としてGoodかと思いますが、この場合は金額変更をマメに行わなければなりません。
ここら辺も自分で管理するのはちょっと面倒ですし、ここまでマメに管理できる人ならそもそも他の方法でも結果が出せるでしょう。
デメリット④
投資に慣れる目的にも向かない
3000円投資は、ちゃんとした資産形成には向かないというデメリットをここまでにご紹介しましたが、「投資に慣れる」というメリットはあるのでしょうか?
もちろんやらないよりは行動した方がいいですが、「投資に慣れる」ということが目的なら、他に良い方法がたくさんあります。
今では、3000円投資ほど時間もかけず、手間もかけずに、少額ですぐに始められる投資サービスがたくさんあります。
比較的似てるサービスとして、「LINEワンコイン投資」をご紹介させていただきます。
LINEワンコイン投資
投資種別 | ロボアドバイザー投資 (おまかせ運用) |
主な投資先 | 海外ETF (世界経済) |
最小投資金額 | 500円〜 |
想定利回り | 3.0〜5.0% |
手数料 | 1.00%(税抜) |
特徴 | ✔500円から始められるお手軽投資 ✔SNS最大手LINEが手がける投資サービス |
「LINEワンコイン投資」はLINE社とオンライン証券会社のFOLIOが組んで展開しているロボアドバイザー投資サービスです。
週次の積み立て式で、なんと500円から始められます。
LINEワンコイン投資の投資先はこんな感じです。(2020年4月8日時点)
債券に60%近く投資されているので、かなり保守的な運用です。
コロナショック中でも毎週積立を続けていたらプラスに転じました。
LINEワンコイン投資は、運用プランを自分で決めることもない完全おまかせ運用なので、めちゃめちゃ初心者向きかと思います。
LINEワンコイン投資の口座開設は無料です。
とても簡単に少額から始められますので、ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
デメリット⑤
投資の知識も身につかない
3000円投資は、自ら投資商品を選定したり、金額変更したり、自分で動く要素が大きいので投資知識が身につきそうですが、残念ながらそうでもありません。
<3000円投資本読者のコメント>
※はじめての人のための3000円投資生活|読書メーター
行動することは大切ですが、訳の分からないまま本に記載通りのことをしても知識習得にはつながらないようです。
知識が身に付く投資サービスについてまとめた記事もございます。
よかったらご参考ください。
3000円投資のデメリット5選!やめとけ!他の投資に劣る!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
「3000円投資のデメリット5選!やめとけ!他の投資に劣る!」参考になりましたでしょうか?
- 大きく貯まらない
- 投資先の選定・リバランスが難しい
- 積立金額の変更が面倒
- 投資に慣れる目的にも向かない
- 投資の知識も身につかない
初心者向け少額投資サービスを数多く体験してきた私からすると、「3000円投資は中途半端な位置付けかなぁ。」という感想です。
ちゃんと資産形成するには投資額が少なすぎる手法ですし、初心者が投資に慣れるなら他の少額投資サービスの方が手取り早いです。
この本がリリースされた数年前には、少額投資サービスがあまり登場してなかったのも一因かもしれません。
ここ数年で少額投資サービスが充実してきましたので、今であれば、そういうサービスを試すのが良いかと思います。
1人でも多くの方が投資を始め、日本の経済活性化につながることを願っています。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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大手金融会社で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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