「最近流行のソーシャルレンディングが気になるなぁ〜。
儲けられるのかなぁ〜?
デメリットがあるなら、把握しておきたいなぁ〜。」
このような疑問にお答えします。
先に結論記載させていただきます。
- 元本割れ、延滞の可能性あり
- 長期資金拘束の可能性あり
- 早期償還の可能性あり
- 最大利益がほぼ決まってる
- 案件によって投資先が分かりづらい
- 雑所得なので税率が高くなる可能性あり
- 人気案件は投資しづらい
本記事では、ソーシャルレンディングのデメリットについてまとめさせていただきます。
ソーシャルレンディングをご検討されてる方が、最低限知っておくべき7つの項目に整理しましたので、どうぞご参考ください。
それでは、見ていきましょう!
ソーシャルレンディングとは?
投資種別 | ソーシャルレンディング |
主な投資先 | 太陽光、企業融資、不動産ローン 他 |
最小投資金額 | 1万円〜 (業界平均) ※1円から可能なサービスあり |
想定利回り | 2%〜10% |
運用期間 | 3ヶ月~36ヶ月 |
手数料 | 無料 (業界平均) ※口座への入出金手数料かかる場合あり |
特徴 | ✔おまかせ投資可能! ✔興味のある案件に投資可能 ✔安定的なパフォーマンス |
『ネット上でお金を借りたい企業』と『ネット上でお金を貸したい人』を結びつける融資仲介サービスです。
フィンテック(ファイナンス×テクノロジー)の発達で、近年台頭してきたサービスです。
最近流行のマッチングサービスに似ているかもしれません。
投資したい人と投資を受けたい人を仲介者(ソーシャルレンディング事業者)が結び付けています。
主なソーシャルレンディング事業者に関する記事はこちらをご覧ください。
各サービスの特徴を一言ずつでまとめています。
ソーシャルレンディングのデメリット7選
ソーシャルレンディングのデメリットは、下記7点です。
- 元本割れ、延滞の可能性あり
- 長期資金拘束の可能性あり
- 早期償還の可能性あり
- 最大利益がほぼ決まってる
- 案件によって投資先が分かりづらい
- 雑所得なので税率が高くなる可能性あり
- 人気案件は投資しづらい
1つずつ、順に補足させていただきます。
デメリット①
元本割れ、延滞の可能性あり
元本割れの可能性については、全ての投資について当てはまりますが、ソーシャルレンディングの場合、それ以外に”延滞“というケースがあります。
例えば、毎月分配金貰える予定の中、運用が上手くいかず、支払いに遅延が生じる場合があります。
割合としては、それほど多くないですが、ソーシャルレンディングのmaneoでは結構発生してるようです。
<maneo延滞債券>
元本割れを避けたい場合は、Crowd Bank(クラウドバンク)が現在安定しています。
Crowd Bank(クラウドバンク)
投資種類 | ソーシャルレンディング |
主な投資先 | 太陽光、中企業支援、不動産ローン 他 |
運用期間 | 8〜13ヶ月 |
最小投資金額 | 1万円〜 |
手数料 | 無料 ※入金手数料のみ投資家負担 |
想定利回り | 7% |
特徴 | ✔毎月分配金あり ✔元本回収率100%(現時点実績) |
クラウドバンクは、利回りが7%、元本回収率も100%と実績が非常に素晴らしいソーシャルレンディングサービスです。
<投資先(例)>
クラウドバンクの口座開設は無料です。
ご興味あれば、公式サイトをご覧ください。
デメリット②
長期資金拘束の可能性あり
案件によりますが、ソーシャルレンディングの運用期間は3ヶ月で終わるものから、36ヶ月と長いものもあります。
株や投資信託のようにすぐ売却できませんので、運用期間中は、ずっと資金拘束されることになります。
<運用期間の長い案件例[Owners Book]>
資産運用の方針転換がしたくても、運用期間中は自由に資金を動かせませんので注意しましょう。
デメリット③
早期償還の可能性あり
早期償還とは、当初予定していた運用期間よりも前倒しで、元本の全額または一部が戻ってくることです。
早めに返済されるため、分配金も当初予定額より少なくなります。
損をするものではありませんが、予定していた利益が減ってしまうので、歓迎されるものではありません。
「元本割れをしてはいけない」
「早期償還も好ましくない」
予定通りお金を使って、ちゃんと運用することが求められるので、ソーシャルレンディング事業者は難しいですね^^;
ちなみに、早期償還は珍しいことではありません。
私の運用してるCrowd Bankでも早期償還されています。
<私のCrowd Bankの償還実績>
幸いCrowd Bankは案件が多く投資しやすいので、償還されたら他の案件へ回すことができます。
デメリット④
最大利益がほぼ決まってる
ソーシャルレンディングでは、案件毎に運用利回りが明記されています。
<案件別運用利回り例[funds]>
「予定利回り」と記載されてますが、早期償還などで、この値より低くなることはあっても、高くなることは、ほとんどありません。
リスクが抑えられた投資ですので、リターンも抑えられている点を受け入れる必要があります。
デメリット⑤
案件によって投資先が分かりづらい
Crowd Bankが手掛ける「太陽光ファンド」や「不動産ローン」など抽象的な投資先の場合、投資先が分かりづらいケースがあります。
もちろん、必要情報は開示されてますので、何も怪しくありませんが、内容が難しいので分かりづらいと感じてしまう場合があります。
ただ、数千本ある投資信託の開示情報に比べれば、まだイメージしやすいでしょう。
<投資別・分かりやさイメージ>
Crowd Bankは、難しい案件多いですが、上場企業への貸付を行うfundsは、非常に分かりやすいソーシャルレンディングかと思います。
funds(ファンズ)
投資種別 | ソーシャルレンディング |
主な投資先 | 上場企業への貸付など |
最小投資金額 | 1円〜 |
想定利回り | 2.0〜6.0% |
運用期間 | 4ヶ月~12ヶ月 |
手数料 | 口座開設・運用手数料無料 (入金手数料は個人負担) |
特徴 | ✔上場企業への投資・特典もあり ✔業界最小金額1円から投資可能 |
funds(ファンズ)は上場企業への貸付を中心に行う、ソーシャルレンディングサービスです。
クラウドバンクと違い、貸付先が上場の企業であるため、よりリスクが低く、投資先の透明性が高いのが特徴です。
有名な上場企業に、あなたのお金を貸して、利息を得るイメージです。
過去には「王将」や「アイフル」等の案件がありました。
<funds投資案件(例)>
fundsは上場企業への貸付なので、社債のような手堅さです。
上記案件のリターンは年利約2.0%ですが、会社が倒産しながり、元本が保証されていると考えて良いでしょう。
また、案件によっては優待・特典が付いています。
企業を応援する意味でも、これはとても良いことではないでしょうか?
直近の例では、王将ファンドの特典があります。
<大阪王将ファンド#1>
- 大阪王将店舗で使える投資家特別割引券
- 新メニューサキドリ試食会&意見交換会に招待
株と同じように企業を支援できる一方、株のようにリスクは高くありません。
しかも1円から投資可能ですので、かなり安全に投資を始めたい方に向いてるでしょう。
funds(ファンズ)の投資家登録・口座開設は無料です。
ご興味あれば、公式サイトをご覧ください。
デメリット⑥
雑所得なので税率が高くなる可能性あり
株式や投資信託などに得られた利益は分離課税が適用され、最大税率は20.315%ですが、ソーシャルレンディングの分配金は雑所得扱いになります。
したがって、あなたの所得に応じて税率が決まりますので、課税所得が年間695万円超の場合は、税率が他の投資より高くなるでしょう。
<所得別・税率表>
デメリット⑦
人気案件は投資しづらい
最後のデメリットは、人気案件は投資しづらい点です。
まだ需要に対して、供給が少なく、「投資したい!」と感じる案件は、なかなか投資できません…
ご紹介したfunds(ファンズ)は、かなり人気で私も先日やっと1件投資できた状況です。
人気のソーシャルレンディングについては、詳しくはこちらの記事で、まとめてますので、よかったらご覧ください。
ソーシャルレンディングのデメリット7選【最低限知っておこう】のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ソーシャルレンディングのデメリットについて理解深まりましたでしょうか?
- 元本割れ、延滞の可能性あり
- 長期資金拘束の可能性あり
- 早期償還の可能性あり
- 最大利益がほぼ決まってる
- 案件によって投資先が分かりづらい
- 雑所得なので税率が高くなる可能性あり
- 人気案件は投資しづらい
デメリットはありますが、見方によってはメリットと感じる人もいるでしょう。
どのように投資するかは、あなたの性格によります。
- おまかせ投資したい
- あまりリスクは取りたくない
- 資金拘束されてもOK
このような方は、ソーシャルレンディングに向いてると思います。
案件が多く、投資しやすいのは「Crowd Bank」、上場企業への貸付で手堅い運用できるのが「funds」です。
ご興味あれば、公式サイトをご覧ください。
またソーシャルレンディングと似たような概念の「不動産投資クラウドファンディング」というサービスもあります。
これは、集めたお金を貸すのではなく、不動産を購入して運用するタイプです。
もし不動産にもご興味あれば、こちらのサービスも面白いかと思います。
よかったら、こちらの記事をご参照ください。
1人でも多くの方が投資を始め、日本の経済活性化につながればと思います。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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