「貯金10万円溜まったし、株投資始めてみようかな?
でも何から始めればいいんだろう?
注意する点とかあるのかなぁ?」
このような疑問にお答えします。
先に結論から申し上げます。
- 現物投資を行う
- 分散投資する
- 取引ルールを作る
本記事では、私が今でも感じる、初心者が株取引を始める上での注意点についてまとめさせていただきます。
今回は10万円から取引スタートしようとお考えの方向けです。
私も最初は約10万円にて、みずほFG株(8411)を買ったのを覚えています。
結果的に、その株は数千円の利益で売却した記憶がありますが、今振り返ると間違いだらけの売買でした。
そこから得た学びをシェアさせていただきます。
それでは具体的に見ていきましょう。
資金10万円から始める株投資!初心者に重要な3点!
①現物取引を行う
これは、あえて記載することのほどでもありませんが、初心者が株取引を行う場合は必ず株の「現物取引」をしましょう。
通常、株式や債券などの有価証券の取引は、その時々の市場の時価で計算した売買代金を受け渡すことで行われています。この通常の取引のことを現物取引といい、信用取引や先物取引、オプション取引などと区別する際に使われます。単に、「現物」と省略して呼ばれることもあります。例えば、株式の現物取引では、持っている資金の範囲内でしか株式を購入することはできませんし、持っていない株式を売ることもできません。これが、信用取引を利用すると、保有資金を超える額のお金を借りて株式を購入したり(空買い)、持っていない株式を借りて売却したり(空売り)することができるわけです。
SMBC日興証券|初めてでもわかりやすい用語集
株の取引には「現物取引」と「信用取引」があります。
すごい簡単にまとめるとこのような感じでしょうか?
「現物取引」…借金しない取引
「信用取引」…借金する取引
かなり、簡潔化していますがイメージはこの通りです。
現物取引はいわば通常の売買です。
コンビニでおにぎり買うときと一緒です。
おにぎりを選んで、その金額を財布から出します。
信用取引は株を売りから入ったりする場合、もしくは買う場合でもあっても全額持っていなくてもできてしまう取引です。
いろいろ書いてますが、普通に株を始めるのであれば、現物株取引になります。
信用取引はまた別途信用取引の申込をしなければなりませんので、そこまで考え込まなくても大丈夫です。
ただ、こういう取引もあるという認識していただき、注意をしましょう。
理由は簡単です。
現物取引であれば、借金することがない。
10万円で始めたのであれば、最悪の最悪10万円が0円になるだけです。
(倒産などよっぽどのことがない限り0円になることもありません。)
ただ信用取引の場合は、借金が発生するリスクがあります。
まずは大前提として、現物取引をしましょう。※初心者向けサービスを利用されている方はそもそも現物株取引しかできないはずですので、ご心配いただく必要はありません。
②分散投資をする
ここから本題です。
株投資で最重要なことは分散投資です。
どんな株であっても、上がるか下がるかなんて誰もわかりません。
現在ではAIを使った投資も始まっていますが、そのようなものでも100%当ててはいません。
あくまでもトータルでプラスになるように考えるのです。
私が初めて買ったみずほFGの株はその1銘柄だけでしたので、そういう意味でリスク管理ができていなく、やってはいけない投資法でした。
結果的に損をしなかっただけの話です。
ただ、ここでこんな疑問が出てきませんでしょうか?
『10万円で分散投資できるの?』
そうなんです。
株の取引は基本的に最小取引単位が決まっていて、だいたい100株からでないと取引できません。
つまり株価が1000円の銘柄であれば、1000円×100株=10万円となり、10万円では1銘柄しか買えません。
むしろ株価が1000円以上の企業もたくさんあり、そのような企業はそもそも買うことができません。
4745円 × 100株 = 474,500円
※2019.8.23時点
結局、お金持ちしか株取引できないような仕組みになっているようにも感じます。。。
とはいえ、1銘柄や2銘柄に投資するのはリスクが高すぎ、もはや投資でなく投機(ギャンブル)と言ってもいいかもしれません。
投資を始めたい気持ちは大切ですが、リスク管理をしなければただ損をして終わるだけです。
※個人投資家の8割が損をするなんて言われています。
8割は信用取引をしたり、1銘柄入魂したり、ギャンブルのように取引してしまう場合が多いです。
では、どうすれば良いか?
1株から買える少額株取引サービスを利用すると良いかと思います。
2019年から、この分野が強化され、使い勝手の良いもサービスが出てきました。
本サイトでは、代表的な2サービス、「ネオモバ」と「LINE証券」をご紹介させていただきます。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)
投資先 | 国内株式、ETF等 (上場企業ほぼ全銘柄対象) |
最小投資金額 | 100円台〜 (1株・1口単位) |
手数料 | サービス利用料月額200円(税抜) [約定金額50万円まで取引放題] ※毎月200円分のTポイント貰える |
メリット | ✔大手企業運営の信頼性 (SBI証券 × CCC) ✔Tポイントが株式投資に使える ✔手数料もほぼ無料 (得られるポイントと相殺) |
デメリット | ✔株検索機能が充実していない ✔S株注文(1株/少額)だと成行の売買しかできない ✔成行の売買の時差が大きい |
SBIネオモバイル証券とは、ネット証券大手の「SBI証券」とTポイント運営会社「CCC」が協働して作った株取引サービスです。
日本初、Tポイントを使って株式購入ができる点が大きな特徴です。
運営会社の信用もあり、手数料も安く、操作性も良いので、株初心者にとても優しい商品です。
1株単位で買えるので、みずほFGなどの株価が安い銘柄は100円台から購入可能です。(2019.10.29時点)
月間50万円までの売買の場合、手数料は月額200円(税抜き)です。
ただ、それと引き換えに毎月200Tポイント得られますので手数料も実質ほぼ無料です。
ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
LINE(ライン)証券
投資先 | 国内ETF:15銘柄 国内株式:300銘柄 投資信託:28銘柄 ※外国株式は取扱対象外 |
最小投資金額 | 100円台〜 (1株・1口単位) |
手数料 | 取引手数料無料 ただし、スプレッドコストあり (日中取引0.05%、夜間取引0.5%) |
メリット | ✔大手企業運営の信頼性 (LINE × 野村証券) ✔取引可能時間が長い |
デメリット | ✔手数料が分かりづらい ✔買えない株がある ✔証券取引所での取引でない |
LINE証券は「LINE」と「野村ホールディングス」が協働で作った新スマホ投資サービスです。
LINEポイントを使って株を買える点とリアルタイム取引が特徴です。
LINE証券は証券取引所での取引でなく、相対取引となっています。
要は、LINEが一旦買いとってある株を注文者に売るというイメージです。
そのため、少額株式投資の最大のデメリットである「リアルタイム取引」を唯一実現してるサービスです。
取扱銘柄数も当初の100社から215社、そして300社まで拡大してきてるので、非常に使い勝手が良くなりました!
LINEポイントも使えますので、LINEのヘビーユーザーならLINE証券と相性が良いでしょう。
LINE証券は口座開設無料です。
ご興味あれば公式サイトご覧ください。
ネオモバとLINE証券はどちらも1株から株が購入できる少額株取引サービスです。
どちらも使い勝手良いですが、もし10万円分の売買をするのであれば、手数料はネオモバの方が安くなるかと思います。
ただ手数料より取引の速さを優先する場合は、LINE証券が良いなど一長一短です。
細かく比較検討されたい方はこちらの記事をご覧ください。
③取引ルールを作る
3つ目は株取引にルールを作ることです。
何故ルールを作るのか?それは、
売買が正解か失敗だったかを判断できないため。
正解がない世界で、試行錯誤しながら正解を探していかなければなりません。
その場合は仮説を作って、それが正しかったか、間違っていたかを確認する必要があります。
細かく書くとキリがないのですが、一旦下記ルールだけは決めておく必要があるでしょう。
- エントリータイミング(いつ買うか)
- 損切りタイミング(損がいくらになったら諦めるか)
- 利確タイミング(いくらになったら利益確定するか)
分からないことだらけだと思います。
ただ正解がない中、自分だけの正解を導いていくのが株式投資の世界です。
予想して、検証を繰り返していくといいでしょう。
このように感じる方いますでしょうか?
『そんなに考えたくないんだけど…』
そういう方は、無理して株式投資をしなくていいと思います。
個別株取引は考えることが必須ですので、それが難しい場合は別の投資の方があなたに向いてるかもしれません。
最近は、おまかせ投資サービスもたくさん出てきています。
ロボアドバイザーによる自動運用が最も人気ですので、代表的なサービスをご紹介させていただきます。
LINE(ライン)ワンコイン投資
投資種別 | ロボアドバイザー投資 (おまかせ運用) |
主な投資先 | 海外ETF (世界経済) |
最小投資金額 | 500円〜 |
想定利回り | 3.0〜5.0% |
手数料 | 1.00%(税抜) |
特徴 | ✔500円から始められるお手軽投資 ✔SNS最大手LINEが手がける投資サービス |
「LINEワンコイン投資」はLINE社とオンライン証券会社のFOLIOが組んで展開しているロボアドバイザー投資サービスです。
あなた自身で考える必要なく、ロボアドバイザー側で投資先を決め、自動的に資産運用をしてくれるサービスです。
ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づくアルゴリズムで運用され、効率的な資産運用がされるサービスです。
週次の積み立て式で、なんと500円から始められます。
こちらはネオモバと違って、自分で何を買うか決める必要がありません。
完全おまかせ運用です。
とりあえず「よく分からないけど、投資始めたいなぁ〜」くらいな方が少額で始めるのに良いでしょう。
<私のLINEワンコイン投資 投資先>
債券に60%近く投資されているので、かなり保守的な運用です。
LINEワンコイン投資の口座開設は無料です。
とても簡単に少額から始められますので、ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
資金10万円から始める株投資!初心者に重要な点は3点のみ!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
10万円から株式投資を始める上での注意点について理解深まりましたでしょうか?
- 現物投資を行う
- 分散投資する
- 取引ルールを作る
個別株取引は、リスクが高い投資です。
失敗しながら経験を積む必要があるでしょう。
したがって、最初は10万円をいくつもの銘柄に分散投資することをおすすめします。
10万円でも分散投資可能なサービスは、2019年からいくつも出てきました。
1人でも多くの方が投資を始め、日本の経済活性化につながればと思います。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
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