「クラウドバンクが気になるなぁ〜。
でもデメリットはないのかなぁ?
注意点あるなら、把握しておきたいなぁ〜。」
このような疑問にお答えします。
先に結論を記載させていただきます。
- 資金拘束される
- 早期償還が多い
- 効率的な資産運用が難しい
- ドル建てファンドは為替リスクも伴う
- ドルの出金手数料が高い
本記事では、ソーシャルレンディング大手「クラウドバンク」のデメリットについてまとめさせていただきます。
私自身が使ってみた感じた点を中心に整理させていただきましたので、どうぞご参考ください。
それでは、見ていきましょう!
Crowd Bank(クラウドバンク)とは?
投資種類 | ソーシャルレンディング |
主な投資先 | 太陽光、中企業支援、不動産ローン 他 |
運用期間 | 8〜13ヶ月 |
最小投資金額 | 1万円〜 |
手数料 | 無料 ※入金手数料のみ投資家負担 |
想定利回り | 7% |
特徴 | ✔毎月分配金あり ✔元本回収率100%(現時点実績) |
クラウドバンクは、元本回収率100%の実績を誇る大手ソーシャルレンディングサービスです。
『ネット上でお金を借りたい企業』と『ネット上でお金を貸したい人』を結びつける融資仲介サービスです。
フィンテック(ファイナンス×テクノロジー)の発達で、近年台頭してきたサービスです。
サイト上で募集している様々なファンドから、気に入ったものを選んで、プロが行う融資による資産運用に参加できます。
投資先 例)太陽光ファンド
クラウドバンクでは、各ファンド単位で募集されています。
太陽光発電ファンドが比較的多いですが、不動産ローンや中小企業支援などもあります。
※2019.10.21時点募集しているのは太陽光発電、不動産ローン
運用期間
運用期間は8ヶ月〜13ヶ月と中長期的な案件が多いです。
ソーシャルレンディングでは資金拘束されるデメリットがありますが、これくらいの期間であれば、そこまで悩む必要はないかもしれません。
最低投資金額
最低投資金額は1万円です。
誰でも投資に参加できる金額ではないではないでしょうか?
これくらいの不労所得が毎月入れば、例えば本1冊買ってさらに自己投資できたりもします。
手数料
口座解説手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | |
ファンド取引手数料 | |
出金手数料 | |
入金手数料 | 投資家負担 |
基本的に手数料は無料です。
入金手数料のみ投資家負担ですが、これは普通の銀行振込に当たるので、妥当といえば妥当かと思います。
利回り・運用実績
元本回収率100%、つまりデフォルト案件がまだないのがクラウドバンクの最大の強みかもしれません。
実績利回り約7.0%もかなり高い水準です。
毎月分配金
毎月分配金が得られるのも魅力の一つです。
なお、元本が戻って来る償還金もファンドの運用によって随時戻ってきます。
クラウドバンクでの、口座開設は無料です。
ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
クラウドバンク使ってみて感じたデメリット5選!【ドル建に注意】
クラウドバンクのデメリットは、下記の通りです。
- 資金拘束される
- 早期償還が多い
- 効率的な資産運用が難しい
- ドル建てファンドは為替リスクも伴う
- ドルの出金手数料が高い
1つずつ補足させていただきます。
デメリット①
資金拘束される
ソーシャルレンディングでは、運用期間中は資金拘束されるデメリットがあります。
より良い投資先を見つけても、途中で解約することは原則できません。
6〜12ヶ月の案件ならまだしも、中には運用期間が32ヶ月というのもあり、慎重に投資するか検討した方が良いでしょう。
<直近の案件>
株、投資信託、ロボアドバイザー投資などは、いつでも売却して現金化できます。
このような投資の方が良ければ、下記参考記事ご覧ください。
デメリット②
早期償還が多い
元本回収率100%の実績なのですが、当初の運用期間より短く運用が終了してしまう(早期償還)案件が多いのも事実です。
実際に私が投資した案件も、2ヶ月目から早期償還が始まりました。(2019年12月投資スタート)
<クラウドバンク2020年運用実績(円ファンド)>
2020年の利回りは6.41%と記載されてますが、運用期間が短いので、100万円投資しててもリターンはそれほど多くありません。(年間リターン13,673円[税引後])
元本割れよりは良いですが、早期償還によりリターンが少なくなるのが2つ目のデメリットです。
デメリット③
効率的な資産運用が難しい
運用中は資金拘束され、予期しないタイミングで早期償還されたりしますので、効率的な資産運用ができません。
早期償還されてしまうと、手動で次の投資先を見つけなければならないため、非常に非効率です。
お金を効率的に運用したい場合は、いくらでも投資可能なロボアドバイザー投資がオススメです。
- WealthNavi
ロボアドバイザー投資で預かり資産・運用者数No.1のサービスです。
リスク許容度を決めるだけで、あとは自動運用されます。
>>【無料口座開設】ロボアドバイザーNo.1のWealthNavi - LINEワンコイン投資
500円から始められる超お手軽ロボアドバイザー投資です。
リスク設定も不要(自動的に低リスク設定)ですので、銀行口座に預ける感覚で投資を始められます。
>>【無料口座開設】LINEワンコイン投資 - FOLIO ROBO PRO
本格的にAIを活用した進化したロボアドバイザー投資です。
他のロボアドバイザーは機械的に投資比率を調整しているのに対して、FOLIO ROBO PROは1ヶ月先の値動きを予測して、ダイナミックな運用をします。
>>【無料口座開設】AI活用!FOLIO ROBO PRO
デメリット④
ドル建てファンドは為替リスクも伴う
クラウドバンクは「円建て」と「ドル建て」のファンドがあります。
「ドル建て」の場合、円をドルに両替して、ドルで運用されますので、為替リスクが生じます。
私の場合、ドルでの運用利回りが4%を超えてましたが、円に戻したらここからさらに減ってしまいました。
デメリット⑤
ドルの出金手数料が高い
ドル建てで運用したものは、何もしないとドルのままです。
これを外貨預金口座に出金することも可能ですが、その場合¥6500という超高額な手数料が取られます。
<ドル出金画面>
この出金手数料を避けるには、クラウドバンク内で円に両替する必要があります。
この場合のスプレッドが0.6円(60銭)と、相場よりも高いのも気になります。
クラウドバンクでのドル建てファンドは、運用以外で発生する手数料やリスクが色々と多いので、気を付けましょう。
クラウドバンク使ってみて感じたデメリット5選!【ドル建に注意】のまとめ
いかがでしたでしょうか?
クラウドバンクのデメリット、参考になりましたでしょうか?
- 資金拘束される
- 早期償還が多い
- 効率的な資産運用が難しい
- ドル建てファンドは為替リスクも伴う
- ドルの出金手数料が高い
クラウドバンクは、元本回収率が100%なので、とても手堅い資産運用が可能です。
口座開設は無料です。
一方、無駄のない資産運用をしたり、細かな手数料を気にする人にとっては、デメリットが多いかもしれません。
この点は、「おまかせする」か「自分でやる」かの違いかと思います。
何事も自分で全部やった方が安上がりにはなります。
私は、米国ETFを自分で買い付けて、手数料を抑えています。
ご興味あれば、こちらの記事ご覧ください。
1人でも多くの方が投資を始め、日本の経済活性化につながることを願っています。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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大手金融会社で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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