「少額から株を買える”ミニ株”が気になるなぁ〜。
でもデメリットもあるのかなぁ〜?
デメリットあるなら把握しておきたいなぁ〜。」
このような疑問にお答えします。
先に結論記載させていただきます。
本記事では、ミニ株(単元未満株)のデメリットについてまとめさせていただきます。
少額から株を買えるのがメリットのミニ株ですが、通常取引と異なり、いくつかのデメリットがあります。
デメリットを把握した上で、どのような取引があなたに合うかご検討いただければと思います。
それでは、見ていきましょう!
ミニ株(単元未満株)とは?
ミニ株(単元未満株)とは、通常の購入単位をさらに分割して、少額で買う株のことです。
ほとんどの株は100株単位での売買ですが、ミニ株は1株から購入することができます。
株式売買、株式取引といえば最低でも数十万円、場合によっては100万円以上の自己資金が必要だと考えがちです。一般的な株式売買は単元株(100株や1000株)での売買となります。例えばトヨタ自動車の株価が5,400円だとするとトヨタ自動車の単元株数は100株なので540,000円必要となります。
しかし、証券会社によっては単元株より少ない単位で売買することが可能です。ちなみに単元株より少ない株数の「ミニ株(単元未満株)」と呼びます。トヨタ自動車であれば単元株10株の場合、54,000円から、単元株1株であれば5,400円から購入可能です。
ミニ株(単元未満株)|みんなの株式
本記事では、ネット証券会社が一般的に提供するミニ株サービスのデメリットについてまとめさせていただきます。
2019年以降、ミニ株に特化したサービスが誕生していて、それらのサービスはデメリットにいくつか対応しています。
最新のミニ株サービスについては、記事後半でまとめさせていただきますので、どうぞご参考ください。
ミニ株(単元未満株)のデメリット3選!
デメリット① リアルタイム取引ができない
通常の株取引では、株式市場が稼働してる時間帯でリアルタイムで売買が行われます。
ただ、ミニ株の場合はリアルタイムでなく、最短でも数時間後の売買しかできません。
SBI証券のミニ株(単元未満株)取引は、発注時間別に下記のように整理されています。
注文時間 | 0:00~10:30 | 10:30~21:30 | 21:30~24:00 |
東証銘柄の 買付・売却 |
当日の 後場始値 |
翌営業日の 前場始値 |
翌営業日の |
①午前10時に注文した場合、後場(午後12:30)に取引
②午後15時に注文した場合、翌営業日の午前9時に取引
③午後22時に注文した場合、翌営業日の後場(午後12:30)に取引
これくらいの時差が発生します。
そして、リアルタイム取引でないため、指値注文ができません。
指値注文とは、株を購入する金額を注文者が指定する方法です。
取引する時点での成り行き注文となりますので、取引成立するまでいくらで売買されるのか正確な金額は分かりません。
※取引可能範囲はありますので、一定の範囲を超えることはありません。
このように「リアルタイム取引ができない」、そして付随するデメリットとして「指値注文ができない」という点がミニ株の最も大きなデメリットです。
中長期的に株を保有するならOKですが、短期売買には適してませんのでご注意ください。
デメリット② 手数料が割高
SBI証券のミニ株(単元未満株)手数料は以下の通りです。
約定代金×0.500%(税込0.550%)
※最低手数料:50円(税込55円)
いくらの株を購入するかによりますが、極端な話100円台のみずほFGの株を買う場合、手数料が55円かかりますので、手数料が異常な割合を占めることになります。
1万円の株までは全て最低手数料の55円(税込)がかかります。
1株単位に分けれられているのに、1株1万円の銘柄はそれほど多くありません。
ネット証券はミニ株サービスだけで成立させようとしているのではなく、通常取引への移行用サービスとしての位置付けかと思います。
ミニ株サービスだけ使うのであれば、全くもってお得ではありません。
デメリット③ 優待が得られない
最後のデメリットは株主優待がGETできない(しづらい)点です。
株主優待は企業側が決める内容ですが、ほとんど単元株数ごとに優待の内容が決められています。
したがって、1株だけ持っていても優待の権利がGETできない場合がほとんどです。
中にはミニ株の株主を考慮して優待を設けてる企業もありますが、あくまで少数です。
ミニ株でも優待がGETできる企業については、こちらの記事でまとめてますのでよかったらご覧ください。
ミニ株(単元未満株)のデメリット対策
こちらがネット証券会社のミニ株サービスを利用した際のデメリットでした。
- リアルタイム売買ができない
- 手数料が割高
- 優待が得られない
3つ目の優待に関しては、サービスというより企業側によるものなので対策が難しいのですが、1つ目と2つ目のデメリットについては、最新の少額株取引サービスで対応できますのでご紹介させていただきます。
リアルタイム売買可能!LINE証券
投資種別 | 株式投資 |
投資先 | 国内ETF:15銘柄 国内株式:300銘柄 投資信託:28銘柄 ※外国株式は取扱対象外 |
最小投資金額 | 100円台〜 (1株・1口単位) |
手数料 | 取引手数料無料 ただし、スプレッドコストあり (日中取引0.05%、夜間取引0.5%) |
特徴 | ✔大手企業運営の信頼性 (LINE Financial株式会社と野村ホールディングス株式会社の協同サービス) ✔取引可能時間が長い |
LINE証券は「LINE Financial株式会社」と「野村ホールディングス株式会社」が協働で作った新スマホ投資サービスです。
コンセプトは“投資をもっと身近に、もっと手軽に“ 。
証券所を介した取引では、単元未満株をリアルタイムにやりとりはできないのですが、LINE側がリスクを追って一定の株数を買っているのでしょう。
それらをLINE証券内でやりとりさせることでリアルタイム売買を実現しています。
手数料がスプレッドという形で少し分かりづらいですが、遊びで始めてみるくらいなら大きな負担にならないと思います。
LINEポイントも使用可能なので、LINEプラットフォーム好きならLINE証券はありでしょう。
LINE証券は口座開設無料です。
ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
フェアな手数料!ネオモバ
投資種別 | 株式投資 |
投資先 | 国内株式、ETF等 (上場企業ほぼ全銘柄対象) |
最小投資金額 | 100円台〜 (1株・1口単位) |
手数料 | サービス利用料月額200円(税抜) [約定金額50万円まで取引放題] ※毎月200円分のTポイント貰える |
特徴 | ✔大手企業運営の信頼性 (SBI証券 × CCC) ✔Tポイントが株式投資に使える ✔手数料もほぼ無料 (得られるポイントと相殺) ✔1株IPOサービスも展開(2019.11.30〜) |
ネオモバは、ネット証券大手の「SBI証券」とTポイント運営会社「CCC」が協働して作った少額株取引サービスです。
日本初、Tポイントを使って株式購入できるのも大きな特徴です。
株式投資はリスクが高く、難しいです。
ただTポイントだけ使って投資することも可能ですので、現金を失うリスクを排除して始めることもできます。
こちらも投資に慣れる感覚で、Tポイント使いながら始めるのもアリかと思います。
ネオモバは毎月50万円までの取引であれば、サービス料が毎月200円(税抜)かかりますが、株の売買にも使えるTポイントを毎月200円分貰えるので、実質ほぼ無料です。
実質手数料ほぼ無料で、毎月50万円分まで取引し放題なので、手数料面では非常にフェアなサービスです。
ネオモバもアプリ操作性が良く、快適に取引できます。
よかったら公式サイトで詳細ご覧ください。
ミニ株(単元未満株)のデメリット3選!【対策あり】のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ミニ株(単元未満株)のデメリットについて理解深まりましたでしょうか?
ミニ株は早めに卒業して、通常取引を始めたい人はネット証券のミニ株サービスを利用してもOKかと思いますが、そうでない方はミニ株(単元未満)専用のサービスを利用した方がお得です。
「LINE証券」も「ネオモバ」も2019年にサービス開始された最新投資サービスです。
アプリで簡単に操作できて、少額取引可能なので、株を始めたい初心者は正直この2択かなぁと思います。
取引時間帯、手数料の仕組み、利用可能ポイントなど特徴がかなり違いますのであなたの使い方にあった方を選ぶといいでしょう。
1人でも多くの方が投資を始め、日本の経済活性化につながることを願っています。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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