「デビットカード作るか迷うなぁ〜。
でもクレジットカードあるから、いらないかなぁ?
デビットカードのデメリットあれば、知りたいなぁ〜。」
このような疑問にお答えします。
先に結論記載させていただきます。
- 使えないケースがある(ETC、サブスク系)
- スマホ決済と紐付けられないケースあり
- ポイント還元率が低い
- 銀行口座と連動
- 保険が充実していない
本記事では、「デビットカードいらない?デメリット5選」についてまとめさせていただきます。
クレジットカード会社で10年以上勤めていた私の経験を基に、整理させていただきますので、どうぞご参考ください。
それでは、見ていきましょう!
デビットカードとは?
デビットカードとは、支払いと同時に、自分の銀行口座から引き落される仕組みのカードです。
- 使い方は通常のクレジットカードと同じ。
カードのブランド加盟店(VISAやJCBなど)の支払い時に使用可能。 - クレジットカードと異なるのは、使ったその場で自身の銀行口座から引き落としされる点
商品特徴はいたってシンプルです。
クレジットカードと同じように使えるのですが(VISAカードならVISA加盟店、JCBカードならJCB加盟店など)、クレジットカードが約2ヶ月後請求であるのに対して、デビットカードはあなたの銀行口座から即時引き落としとされます。
デビットカードは、お使いの銀行にて発行可能です。
本記事では、ジャパンネット銀行のデビットカードを例にPick Upさせていただきます。
ジャパンネット銀行のデビットカード
商品名 | ジャパンネット銀行デビットカード (JNBデビット) |
対象ブランド | VISA |
年会費・発行手数料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.20% |
ジャパンネット銀行は、Yahoo系列のネット銀行です。
キャッシュカードにVISAデビット機能が自動付帯されています。
利用金額の0.2%分がポイント還元されます。
またQR決済のPayPay残高を無料で出金できるのも特徴です。
カード発行も、年会費も無料ですので、もしご興味あれば公式サイトをご覧ください。
デビットカードいらない?デメリット5選!
デビットカードのデメリットは、下記の通りです。
- 使えないケースがある(ETC、サブスク系)
- スマホ決済と紐付けられないケースあり
- ポイント還元率が低い
- 銀行口座と連動
- 保険が充実していない
これらのデメリットは、“クレジットカード対比”のデメリットになりますので、予めご認識ください。
1つずつ、補足させていただきます。
デメリット①
使えないケースがある(ETC、サブスク系)
このデメリットが最も大きいかと思います。
クレジットカードと同じように使えるのがウリですが、場合によっては利用できません。
- ETC
- ガソリンスタンド
- 一部のオンラインショップ など
リアルタイムで情報のやりとりができない場合は、口座残高が分からないため、一律利用不可としているケースがあります。
ETCが良い例です。
一瞬で通信しないと、ゲートが開かず、事故に繋がりかねません。
ガソリンスタンドも、元々その場で通信せずに決済する仕様だったため、今でも一部利用できないケースがあるようです。
また有料記事が購入できるnoteなど、一部のオンライン店舗でも、デビットカードが使えません。
デメリット②
スマホ決済と紐付けられないケースあり
スマホ決済とは、最近流行りのQR決済やApple Pay・Google Payのことです。
これらを利用する場合、チャージやクレジットカード・デビットカードを登録するのですが、ここでもデビットカードの利用制限があります。
例えばPayPay決済に紐付けられるデビットカードは、現在このような会社です。
- JNB Visaデビットカード
- 三菱UFJデビット
- 楽天銀行Visaデビットカード
- ミライノデビット(Visa)
- GMOあおぞらネット銀行Visaデビットカード など
「セブン銀行デビットカード」「じぶん銀行スマホデビット」など一部銀行は対応していませんので、注意しましょう。
Apple Payへの登録はさらに絞られ、対応してるのは、三菱UFJデビット(JCB)とみずほの「Smart Wallet」くらいではないでしょうか?
デメリット③
ポイント還元率が低い
ジャパンネット銀行のJNBデビットの場合は、0.2%がポイント付与されるなど、デビットカードのポイント還元率は、だいたい0.2%くらいです。
一方、クレジットカードのポイント還元率は、だいたい0.5%です。
ポイントの貯まりやすい楽天カードは、通常時で1.0%で、楽天関連のキャンペーンと合わせれば数倍になるケースもあります。
ポイントを貯めることを優先するのであれば、クレジットカードの方がお得でしょう。
楽天カードは発行も年会費も無料です。
ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
デメリット④
銀行口座と連動
クレジットカードの場合、カード発行会社と引き落とし銀行が別々でも問題ありませんが、デビットカードの場合は同じになります。
利用したいデビットカードがある場合、発行銀行の口座を保有していなければなりませんので、注意しましょう。
既にお使いの銀行が発行するデビットカードに申し込むのが無難ですが、スマホ決済などに登録予定があるなら、前もって対応してるか確認した方が良いかと思います。
デメリット⑤
保険が充実していない
デビットカードでも「ショッピング保険」「不正利用補償」はついている場合が多いです。
ただ海外旅行傷害保険まで付帯してるものは、少ないのではないでしょうか?
元々、国内でのショッピングを想定してるカードなので、当たり前かもしれません。
海外旅行の保険をカードで補いたい場合は、クレジットカードに申し込んでおきましょう。
マルイのエポスカードは、持ってるだけで保険が適用になりますので、オススメです。(他のカードは適用条件があるケースも)
私は昨年、タイに6ヶ月住んでいた際にも保険用として使わせていただきました。
カード発行・年会費共に無料ですので、ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
現金対比だとデビットカードにメリットあり
ここまでのデメリットは、あくまでクレジットカード対比のデメリットでしたが、現金対比で考えれば、メリットがたくさんあります。
- お財布不要
- ポイントがGETできる
- ATM手数料がかからない
お財布不要
カードは利便性こそが最大のメリットです。
1円玉、5円玉の管理なんてストレスでしかありません。
デビットカード1枚持ち歩くだけで、煩わしい現金は一切使わなくなります。
最近はQRコード決済も普及してるので、紐付けられるデビットカードを持っていれば、本当にお財布不要です。
ポイントがGETできる
クレジットカード対比ポイントが少ないと記載しましたが、現金と比べればGETできるだけ良いかと思います。
年会費も無料ですので、ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
ATM手数料がかからない
手数料までかけて、現金を下ろしてる方は少ないかもしれませんが、場合によっては、「手数料を取られてしまった!」なんてことありませんでしょうか?
年に1回(200円?)そんなことがあるだけで、ほとんどの方は1年間の利息収入が全部吹き飛ぶでしょう。
そもそも現金が必要なケースは、最近ほとんどありません。
そんな中、手数料リスクを背負いながら現金に固執する理由はどこにもありません。
デビットカードいらない?デメリット5選!元クレカ社員解説!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
デビットカードはいらない?デメリット5選、参考になりましたでしょうか?
- 使えないケースがある(ETC、サブスク系)
- スマホ決済と紐付けられないケースあり
- ポイント還元率が低い
- 銀行口座と連動
- 保険が充実していない
クレジットカード対比で考えると、デビットカードにもデメリットがありますが、デビットカードは即時引き落としのため、資金管理がしやすいという特徴があります。
お金にルーズな方がクレジットカードを使うと、知らぬ間に借金(リボ払い)をしてしまうケースもありますので、最終的にはあなたにあった方法を選ぶと良いでしょう。
個人的には、資金管理を重視してるためデビットカードを愛用してます(笑)。
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1人1人が賢くスマートな生活を送ってくれることを心より願ってます。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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