「未公開株が買えるFUNDINNOってサービスが気になるなぁ。
エンジェル税制が適用されるのもあるみたいだけど、そもそもエンジェル税制ってどんな仕組みなんだろう?
FUNDINNOを利用する上でお得になるのかなぁ?」
このような疑問にお答えします。
✔︎本記事の結論
・FUNDINNOの投資案件の中にはエンジェル税制適用案件もある
・税金対象から控除されお得になる
・ただし、エンジェル投資自体がハイリスク・ハイリターンである点は再認識すべき
どうも、元三井住友系の金融マン、稼ぎ隊のCo.隊長(@co_toushi)です。
大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、現在は国内株式2000万円ほど運用して、そこから得られる月約10万円で細々と暮らしております。
節約しながら、投資のみで生計成り立つように、自由に生きています。
本記事では、誰もが未公開株を買えるFUNDINNOの「エンジェル税制」についてPick Upします。他の投資ではあまり聞きなれない「エンジェル税制」、エンジェル投資ならではのメリットかと思います。
簡単に内容をまとめさせていただきますので、ぜひご参考いただければと思います。
それでは見ていきましょう。
FUNDINNO(ファンディーノ)とは?
国内初の株式投資型クラウドファンディングサービス。非上場株式の発行により、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集める画期的な仕組みです。
FUNDINNOというサービスを使うことによって、非上場会社の未公開株式を買ったりすることができます。
詳しくはこちらの記事にまとめております。
エンジェル税制とは?
エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。 ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。
中小企業庁:エンジェル税制のご案内
国としてもベンチャー企業が大きくなった方が日本経済全体が活性化されますから、このような制度ができているんですね。
具体的な優遇措置は以下の通りです。
<投資をした年に受けられる優遇措置>
○優遇措置A:設立3年未満の新しい事業を実施する企業に投資した金額が、総所得金額から控除
※ただし、上限1000万円と総所得金額×40%のいずれか低い金額が上限
○優遇措置B:設立10年未満の新しい事業を実施する企業に投資した金額全額が、その年の株式譲渡益から控除
<株式を売却し損失が発生した場合の優遇措置>
対象企業の株式を売却して損失が生じた場合、その年の株式譲渡益と通算できるだけでなく、その年に通算できなかった損失を翌年以降3年にわたって繰り越し、順次株式譲渡益と通算できる。
※上記の優遇措置Aまたは優遇措置Bを受けた場合には、その控除対象金額を株式の取得金額から差し引いて売却損失を計算
まとめると、こんなところでしょうか?
- 投資をする時は、投資金額が総所得から控除
- 売却時に損失が出た時は、損失を繰り越し通算
いずれも納税額を減らすことができます。
FUNDINNOにおけるエンジェル税制
ベンチャー企業への投資を扱うFUNDINNOも本制度が適用となる企業があります。
ただし、全件ではありません。
制度の申請を予定しているものは分かりやすくこのように表示されています。
基本的には投資する時がメインになるかと思います。
上述の優遇措置AかBの適用を受ける形になります。Aの要件を満たす場合は、申請者がAかBを選べます。
でも、手続きが面倒なのでは?
確定申告は必要になるので、少し面倒かもしれません。ただ戻ってくる金額分の効果はあるのではないでしょうか?
例えば、もし書類などを集める作業に1日使ってしまっても、5万円分の価値があるなら日給5万円と考えられます。
そのような考えで、実際にその作業を行うか否か決めるのがいいかと思います。
余談ですが、確定申告はした方が結構お得なことが多いです。副業など少しでも何かされている方は是非一度やってみることをオススメします。
基本的には必要書類は投資先の企業やFUNDINNOから得られるので、それらをまとめて提出すればOKのようです。
こちらの方が対応されたことがあるみたいです。
>>参考サイト:エンジェル税制(ベンチャー企業投資促進税制)の話|働かないZ
書類は6枚用意したみたいですね。
結局、どれくらいお得なの?
こればかりは所得によるので、人によって異なりますが、下記条件にて試算してみたいと思います。
年間所得:300万円
投資金額:50万円(エンジェル税制対象)
この場合、所得税率は10%です。
優遇措置Aであれば、50万円が全額控除対象となります。
したがって、課税対象となるはずだった下記金額分、得すると考えられます。
FUNDINNOでは1社につき1年間の投資金額の上限が50万円となっています。したがって、多くの人にとってはこの試算は現実的な範囲ではないでしょうか?
所得がこれより多い人は、当然節税メリットがより大きくなります。
5万円もお得なの!?
この試算ではそうなりますが、忘れてはならないことは、「この投資はハイリスク・ハイリターン」であることです。
投資した金額の節税効果だけ見れば5万円お得ですが、そもそも投資した50万円がどうなるかの方が重要です。
未公開株の投資は上場までこぎつければ20倍以上のリターンになりますが、そうでない場合は0円になることだってありえます。
具体的な案件のリターン例はこちらの記事に書いております。
節税額より、まずは投資対象先について熟考することが大切かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
FUNDINNOの「エンジェル税制」について理解できましたでしょうか?
・エンジェル税制適用先は対応すべき
・ただし、FUNDINNOのエンジェル投資自体はハイリスク・ハイリターンであることを忘れるべきでない
・エンジェル税制はあくまでもプラスαの特典くらいに考えよう
個人的な見解も踏まえると、このように感じます。
FUNDINNOの良さは、何より夢のある案件への投資ができることです。
最近人気だった投資案件はこちら。
“海の気球”で水深100mの「海中旅行」。海中が新たな経済圏となる未来を創出する。
これとかは本当に夢があって面白かったです。
当然、費用対効果と勘案しながら投資対象は決めるべきですが、普通の投資では味わえない醍醐味があります。
興味持たれた方は是非、他の案件もチェックしてみてください。
案件募集は事前に告知されるのですが、開始されてからすぐに上限金額に達するものが多いです。事前に投資家登録しておかないと、各種投資案件に間に合わないと思われます。
ちなみに、FUNDINNOでの投資は手数料0円です。
他の人の声もよかったら、ご参考ください。
一人でも多くの方が投資を始め、日本の経済活性化につながることを願っております。
最後まで、ご愛読いただきありがとうございました。
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