「Tポイントも使えるSBIネオモバイル証券のネオモバが気になってるけど、デメリットは何だろう?
使い方が分からなくて損したりするのは嫌だなぁ。
どんな注意点があるか事前に知っておきたいなぁ。」
このような疑問にお答えします。
先に結論を記載させていただきます。
専用アプリがない→ 提供開始- Tポイントの使用に制約がある
- 株の検索機能が充実していない
- S株注文(1株/少額)だと成行の売買しかできない
- 成行の売買の時差が大きい
本記事では、SBIネオモバイル証券の「ネオモバ」のデメリットに焦点を当てててまとめさせていただきます。
使いやすさを最重視しているため、ややこしい機能がかなり削ぎ落とされております。
そのような点をデメリットと感じる人もいるでしょう。
私が実際に使ってみて、感じた内容をまとめさせていただきます。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)とは?
投資種別 | 株式投資 |
投資先 | 国内株式、ETF等 (上場企業ほぼ全銘柄対象) |
最小投資金額 | 100円台〜 (1株・1口単位) |
手数料 | サービス利用料月額200円(税抜) [約定金額50万円まで取引放題] ※毎月200円分のTポイント貰える |
特徴 | ✔大手企業運営の信頼性 (SBI証券 × CCC) ✔Tポイントが株式投資に使える ✔手数料実質ほぼ無料 (得られるポイントと相殺) ✔1株IPOサービスも展開(2019.11.30〜) |
ネオモバを展開するSBIネオモバイル証券は、ネット証券大手の「SBI証券」とTポイント運営会社「CCC」が協働して作った少額株取引サービスです。
日本初、Tポイントを使って株式購入ができる点が大きな特徴です。
運営会社の信用もあり、手数料も安く、操作性も良いので、株の少額投資を始める方にオススメです。
株は通常、単元株(100株単位など)で売買されるため、多額の資金がないと始めづらいのですが、ネオモバは1株から購入できるため初心者でも始めやすくなっています。
みずほFGなどの株価が安い銘柄は100円台から購入可能です。(2019.10.29時点)
ネオモバは月間50万円までの売買の場合、手数料は月額200円(税抜)です。
ただ、それと引き換えに毎月200Tポイント得られますので手数料実質ほぼ無料です。
ご興味あれば、公式サイトご覧ください。
【体験談】SBIネオモバイル証券「ネオモバ」のデメリット5選
それでは、ネオモバのデメリットを具体的に見ていきましょう!
専用アプリがない→ 提供開始- Tポイントの使用に制約がある
- 株の検索機能が充実していない
- S株注文(1株/少額)だと成行の売買しかできない
- 成行の売買の時差が大きい
デメリット①
専用アプリがない → 提供開始
現時点では専用アプリがありません。
※2019年8月20日アプリの提供が発表されました。
この点は、デメリット解消されております。
詳しくは別の記事にまとめましたので、こちらをご覧ください。
デメリット②
Tポイントの使用に制約がある
「ネオモバ」の最大の特徴は日本初!Tポイントを株式投資に使える点です。
基本的には保有しているTポイントは株式投資に使えるのですが、1つ注意点があります。
毎月もらえる期間固定ポイントはサービス料に使えない
ネオモバのサービス料はこのようになっております。
毎月売買の合計が50万円までであれば、サービス料200円(税抜)かかるのですが、期間固定Tポイントが毎月200ポイントもらえます。
これで一見手数料はほぼ無料のように見えるのですが、この期間固定ポイントはサービス料には当てられません。
したがって、付与されるTポイントは株取引に使わなければなりません。
ただ逆に言うと、一度株を買って、売却すれば現金に戻すことが可能です。
もしTポイントの現金化にご興味あればこちらの記事をご覧ください。
デメリット③
株の検索機能が充実していない
株式取引では「どの銘柄を買おうか?」と考える必要あります。
通常の株取引ではスクリーニングと言って、様々な条件で絞っていくことで銘柄が決まってきます。
ただ本サービスでは、初心者向けのため、難しい機能は一切排除されています。
以下のように、初心者に抵抗の少ないであろう、切り口でまとめられています。
500円以下で買える銘柄
買いやすくていいのですが、株価は安いからお得というわけでありません。
発行株式数が会社毎に違うので割安か割高かは、これでは全く判断できません。
無料のスクリーニングアプリはこちらの記事でまとめております。
よかったら、こちらのアプリを使って、あなたの考えにあった絞り方をしていただければと思います。
株主優待の銘柄
こういう分かりやすい括り方もしています。
当月末に株を保有していれば優待の権利が得られるものの中でもさらに人気のあるものに絞ってまとめています。
このまとめ方自体は非常に見やすいので、優待に興味ある方には結構よいと思います。
これ以外にはこのようなボタンがあるのみです。
実際、ここから検索すれば無数の銘柄を買うことができるのですが、Pick Upされているのが500円以下と優待系なので、ランキングを見るとこのような形です。
みんなが見ている銘柄ランキングですが、明らかにトップページでPick Upされているから見られているように思います。
あまりランキングの意味を成していません。
500円以下の銘柄・優待銘柄を中心に銘柄選定したい人は特に問題ありません。
細かな時価総額、企業の純利益とかを見ながら判断したい人は、他のスクリーニングサービスで絞る必要があります。
初心者向け無料スクリーニングアプリについては、こちらでも触れてますので、よかったらご覧ください。
デメリット④
S株注文(1株/少額)だと成行の売買しかできない
S株とは…
通常の取引所での株取引では、各銘柄ごとに1,000株/口、100株/口など売買の最低単位である単元株数が決まっていますが、単元未満株(S株)では、単元株数に関らず1株からお取引いただけます。
SBI証券
つまり、少額の1株単位で買うことなのですが、この場合は金額を指定して買うことができません。
金額指定する場合は●●●円で入札して、その金額で売ってくれる人がいれば●●●円で取引成立。(●●●円以外で買われることはない)
ですが、成行というのはとりあえず「買う(売る)」という意思表示だけして、その時の金額で「買われる(売られる)」ことになります。
※上限価格があるので無限の高値で買われることはありません。
ただ、それでも成行ですと「思っていた金額と違う」ということがありえます。
しかも買うときには上限価格が「概算約定代金」として表示され、その金額以上証券口座に入っていないと発注ができません。
例)155円のみずほFGの1株を買おうとする場合。
金額指定なら155円あればいいのですが、成行ですといくらになるかわからないので、概算約定金210円などが必要になります。
このような理由で、200TポイントでみずほFGの株が買えないこともあります。あくまで支払う可能性のあるMAX金額まであなたの証券口座に入っていないといけません。
取引の金額が小さいから、そんな細かなことは気にしないという方にとっては問題ありません。
成行買いは避けたいというかたは、単元株数(だいたい100株単位)で売買する必要があります。
デメリット⑤
成行の売買の時差が大きい
上述のS株買い(売り)の場合になりますが、取引のルールが下記のように決まっています。
例)当日10:30までに注文した場合は後場の始め値(12:30)で買い付けまたは売却です。
一番短くても2時間くらいの時差が生まれます。
中長期の取引なら問題ないと思います。
小まめに数円抜くような取引には適していません。
少額取引でありながらリアルタイム取引ができるのが「LINE証券」です。
この点を重要視するなら、LINE証券と比較した方が良いかもしれません。
ご興味あれば、関連記事ご覧ください。
【体験談】SBIネオモバイル証券「ネオモバ」のデメリット5選のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ネオモバのデメリットについて理解深まりましたでしょうか?
専用アプリがない→ 提供開始- Tポイントの使用に制約がある
- 株の検索機能が充実していない
- S株注文(1株/少額)だと成行の売買しかできない
- 成行の売買の時差が大きい
結局、使う人がどこまで求めるかによってメリット・デメリットが決まってきます。
ただ条件に納得して使うのと、知らない間に搾取されているのでは意味合いが異なります。
このような条件で問題なければ、手数料も安いので初心者にとっては「ネオモバ」はかなりオススメです。
少額株式投資サービスについては、こちらの記事でまとめますので、サービスの比較・検討されたい方、どうぞご参考ください。
1人1人に合ったサービスを使って、株式投資を始めていただき、日本の経済が活性化されることを願っています。
最後までご愛読ありがとうございました。
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大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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