「個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)、気になるなぁ〜。
なんかお得そうだけど、デメリットはないのかなぁ?
注意点あるなら、把握しておきたいなぁ〜。」
このような疑問にお答えします。
先に結論記載させていただきます。
- 死亡したら意味なし
- 元本が割れ、年金減るリスクがある
- 資金拘束期間が長い
- 原則、途中解約できない
- 投資先に制限あり、複雑
本記事では、「iDeCo(イデコ)はデメリットしかない!デメリット5選!」というテーマでまとめさせていただきます。
個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)をご検討されてる方、どうぞご参考ください。
それでは、見ていきましょう!
iDeCo(イデコ)とは?
投資種別 | iDeCo(イデコ) 個人型確定拠出年金 |
最小投資金額 | 月5000円〜 |
想定利回り ・手数料 |
※運用ファンドによる |
特徴 | ✔運用収益が全て非課税 ✔運用額は課税対象外のため、節税対策に ✔各金融機関が用意したファンドの中から選択して運用 ✔受け取りは60歳以降 |
iDeCo(イデコ)とは、個人で加入する年金の「3階建て」部分になります。
加入者が掛金を拠出して、自らがその資産を運用して、将来の年金受取額が決まる制度です。
<年金イメージ>※常陽銀行|確定拠出年金とは?
iDeCoの主なメリットは下記2つです。
- 運用益が非課税
- 運用額が課税対象外で節税につながる
iDeCoの手続きは資料請求の上、書類で行う必要があります。
長期運用が前提ですので、大手が安心です。
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iDeCo(イデコ)はデメリットしかない!デメリット5選!
iDeCo(イデコ)のデメリットは、下記の通りです。
- 死亡したら意味なし
- 元本が割れ、年金減るリスクがある
- 資金拘束期間が長い
- 原則、途中解約できない
- 投資先に制限あり、複雑
1つずつ順に、補足させていただきます。
デメリット①
死亡したら意味なし
iDeCo(イデコ)は、老後のために積み立てる制度です。
一度運用したら60歳まで引き出すことができません。
したがって、60歳までに死亡したら何の意味もありません。
未来がどうなるか分かりませんので、現在の生活を犠牲にしてまでiDeCoを始める必要はありません。
お金に余裕があって、「どっちにしろお金置いておくだけから…」こんな方のみ検討すれば良いかと思います。
60歳前に死亡したら、遺族が全額受け取る
ちなみに、死亡の際は、遺族が相続します。
公的年金(国民年金、厚生年金など)は、加入者が死亡した場合、戻ってきませんので、それに比べるとiDeCo(イデコ)は良いのかもしれません。
ただ、公的年金は加入義務がありますが、iDeCoは任意です。
加入していない場合でも、遺族に相続されるものですので、この面は特にお得ではありません。
デメリット②
元本が割れ、年金減るリスクがある
iDeCoで積み立てたお金は、投資商品に充てて運用しなければなりません。
元本保証型もありますが、ほとんどは元本変動型商品です。
投資である以上、元本割れのリスクがあり、場合によっては積み立てた金額より、受け取れる年金が減ることもあり得ます。
もちろん、株ではなく債券で運用したり、分散投資したりしてリスクを下げることは可能ですが、投資の知識も最低限身に付けておいた方が良いでしょう。
デメリット③
資金拘束期間が長い
iDeCo(イデコ)は60歳まで受け取ることができません。
人生がシンプルだった昔ならまだ良いですが、これだけ変化の激しい時代に数十年先まで資金拘束されるのは、かなりのデメリットです。
数十年の間に資金が必要になっても、iDeCoで積み立てたお金は引き出せません。
独身の私でも将来の資金繰りは不透明ですので、家庭ある方なら尚更予測困難かと思います。
万が一のための貯金もした上で、余裕がある方は、iDeCoのメリットを享受できます。
結局お金持ちのための制度に近いかもしれません。
デメリット④
原則、途中解約できない
iDeCo(イデコ)は、原則途中解約できません。
一度払ったお金は60歳まで引き出せません。
個人的には、結構大きなデメリットに感じるのですが、ダブルインカム家庭などお金に余裕のある方、将来に不安のない方には良い制度なのでしょう。
途中解約できる条件(厳しい)
- 脱退一時金を受け取る場合
- 加入者が怪我や病気で障害を負った場合
- 加入者が死亡した場合
脱退一時金を受け取るには、下記5つ全て満たす必要があります。
- 国民年金の第1号被保険者のうち、年金の全額免除もしくは一部免除、納付猶予を受けている
- 確定拠出年金の障害給付金受給権者ではない
- 通算拠出期間が3年以下、もしくは個人別管理資産が25万円以下
- 企業型確定拠出年金・個人型確定拠出年金の加入者資格を喪失した日から2年以内にあたる
- 企業型確定拠出年金で脱退一時金を受けていない
(国民年金基金連合会「iDeCo公式サイト」より引用)
個人別管理資産が25万円以下ということは、もはや資産が全てないような状態です。
資産がほぼゼロになったら、途中解約認めてくれますが、こんな状態では、iDeCoとかどうでもよくなってるでしょう…
病気や怪我の場合も、途中解約の可能性がありますが、あくまで例外ですので、その時に個別で相談して確かめる必要があります。
デメリット⑤
投資先に制限あり、複雑
iDeCo(イデコ)は国が定めた投資商品の中から、選んで運用する必要があります。
投資商品の多くは投資信託ですので、自分の好きな株を買うということはできません。
<SBI証券iDeCoの商品例>
SBI証券のiDeCoは全部で、37商品あります。
そもそも投資信託の場合、手数料の概念が紛らわしくて分かりづらい上に、ここまで多くの商品あると何が良いか分からないです。
投資知識がある人なら、問題ないかと思いますが、全くの投資初心者がいきなりiDeCo(イデコ)から始めるのは、オススメできません。
投資は長期的に行うものですので、焦らずに少額で実践積んでからで、iDeCo始めても遅くないでしょう。
iDeCo(イデコ)はデメリットしかない!デメリット5選!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
iDeCo(イデコ)のデメリットについて、理解深まりましたでしょうか?
- 死亡したら意味なし
- 元本が割れ、年金減るリスクがある
- 資金拘束期間が長い
- 原則、途中解約できない
- 投資先に制限あり、複雑
お金に余裕のある方にとっては、良い制度かもしれません。
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投資初心者がいきなりiDeCoを始めるのはオススメできません。
万が一辞めたくなっても投資した金額は60歳まで戻ってきませんので、それまでは死金同然です。
まずは、少しでも良いので投資に触れ、最低限の知識を身に付けた上で、iDeCo(イデコ)を始めるか検討するのが良いと思います。
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大手金融会社で10年以上勤めた後退社し、その後は好きなことだけやりながら月約10万円で細々と暮らしております。
※2019年は株2000万円運用で月10万円の生活費を捻出してました。
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