「株の取引始めたけど、貸株サービスも使ってみようかなぁ?ただ、株を貸しておくだけでお金が入ってくるって本当に大丈夫なのかなぁ?デメリットを把握しておきたいなぁ。」
このような疑問にお答えします。
どうも、元三井住友系の金融マン、稼ぎ隊のCo.隊長(@co_toushi)です。
大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、現在は国内株式2000万円ほど運用して、そこから得られる月約10万円で細々と暮らしております。
節約しながら、投資のみで生計成り立つように、自由に生きています。
貸株金利が毎月のお給料です。
こちらがスタートからの実績です。2月くらいから徐々に投資額を増やし、3月に約1600万円ほど投資して今に至っています。
2019年1月 | 12,709 円 |
2019年2月 | 71,988 円 |
2019年3月 | 96,229 円 |
2019年4月 | 108,767 円 |
2019年5月 | 114,954 円 |
2019年6月 | 119,018 円 |
2019年7月 | 106,984 円 |
本記事ではよく言われる貸株サービスのデメリットに注目してまとめさせていただきます。
それでは見ていきましょう。
貸株サービスとは?
念のため、簡単に記載させていただきます。
貸株サービスとは、私たちが保有している株を証券会社に貸し出すことで、相応分の金利が受け取れるサービスです。
簡単に言うと、株のレンタル料が日割りでもらえるイメージです。
各銘柄ごとに貸株金利が決まっています。
(証券会社ごとに異なり、週次で見直し)
毎日、貸し出している銘柄の「株価×金利÷365日」が金利として加算され、翌月証券口座に振り込まれます。
貸株サービスのデメリット5選!
それでは私が感じるデメリットが大きい順に5つご紹介いたします。
デメリット① 倒産リスク
私は、もはやこれが最大のリスクと感じています。融資をするようなものですので、融資先(証券会社)が潰れた際は基本的に戻ってこないと考えていいでしょう。
現実的に証券会社が潰れる可能性は低いですが、過去のも実際に潰れた実績はあるので将来このようなことがないとは限りません。
そのようなリスクは常に抱えていることを意識すべきかと思います。
使用する証券会社を分散する。
さすがに、全証券会社が一斉につぶれるというのは考えづらいので、リスク管理の面から資産を預ける証券会社を分けましょう。
リスク面、貸株金利面から見て下記の3口座を持っておくといいでしょう。
この3つをおすすめする記事はこちらをご参照ください。
デメリット② 株価下落リスク
貸株は一般的に機関投資家に貸し出され、機関投資家はそれらを「空売り」に使います。
「空売り」とは取引を売りから始めることで、一定期間の間に買い戻さなければなりません。つまり、機関投資家は株価が下がると考えているため空売りをするのです。
たしかに原則、この考えは成り立つと思います。
ただ、私の実体験からこのように感じます。
必ずしもそうでない。
金利が高い銘柄が全てが全て株価が下落していたら、それもそれで予測が簡単になります。
わかりやすい例がパークシャーテクノロジー(3993)です。
私が購入した1月末頃から貸株金利はほぼ10%を超えています。
にもかかわらず、このような株価の動きをしています。
感覚的には下がる可能性が6割くらいでしょうか?
いろんな要因があるので一概には言えませんが。。。
ただ、下がりやすいと言われてもそれくらいの可能性の差という風に感じています。
デメリット③ 貸株金利は週次で変わる
貸株金利は各証券会社が決め、それが週次で変わります。
ここが結構難しい部分になります。
長期保有者でもあっても、貸株金利を意識する人は株価+金利までウォッチする必要があります。
ただこれについても私の実体験記載させていただきます。
変更前金利との差に注目する。
貸株金利は毎週変わりますが、そのかわり幅をウォッチします。
例えば急に貸株金利0%→10%の銘柄が出てきたら、それは結構危険かと思います。
証券会社の顧客ですぐに空売りしたい先がいるのでしょう。
ただ逆に言うと、2〜3%くらいのペースで上昇してきた先は、下がっても翌週に2〜3%下がるという感じです。
急激に変化するものは対応が全く無理ですが、徐々に変化するものについてはある程度こちら側で対策を考えることができます。
変更前貸株金利との差は1つの目安になります。
デメリット④ 振込が1ヶ月後
貸株金利は毎日の株価によって、日ごとに計上されます。
ただし、振込は1ヶ月後(証券会社によって異なります。)
〜証券会社別 当月の貸株金利の入金日〜
SBI証券:翌月15日
GMOクリック証券:翌月20日
楽天証券:翌月第2営業日
楽天証券が振込早い。
デメリット⑤ 優待・配当金対応チェック
貸株ということは、株の保有者名義が証券会社になっておりますので権利確定日に貸株をしているとそれらのメリットを受けることができません。
最近は、どの証券会社も事前設定しておけば、一時的に貸株設定が解除されるサービスがありますが、もし配当・優待を結構気にされる方は念のため確認しておいた方がよいかと思います。
株主優待の長期保有権利などは全部貸株するとNGなので、数株は貸株しない方法など取る方もいるようです。
私は新興株がメインなので、基本的に配当・優待はあまり気にしていません。
したがって、最後のデメリットとして記載させていただきました。
最後に
以上、貸株の主なデメリットいかがでしたでしょうか?
あまり、意識される人が少ないですが私はデメリット①の倒産リスクが唯一のリスクと言ってもいいほど大きいと捉えています。
したがって、利用する証券会社は分けてリスクヘッジしておきましょう。
貸株金利投資に興味持たれた方、有料Noteでもまとめておりますのでよかったらどうぞご覧ください。
第0章・1章は無料公開しています。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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