「会社以外に副業で稼ぎたいなぁ。でも副業したら所得税かかって、逆に手元にあまり残らないのかなぁ。確定申告とか面倒そうだからしたくないなぁ。」
このような疑問にお答えします。
先に結論を記載させていただきます。
✔︎本記事の結論
会社員で副業(複業)して確定申告するだけで、10万円くらい還付金として戻ってくる場合が多いです。※副業を事業所得として申告が必須
どうも、元三井住友系の金融マン、稼ぎ隊のCo.隊長(@co_toushi)です。
大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、現在は国内株式2000万円ほど運用して、そこから得られる月約10万円で細々と暮らしております。
節約しながら、投資のみで生計成り立つように、自由に生きています。
本記事では、税金の還付金についてまとめさせていただきます。
当然、会社員の年収や副業内容によります。
しかし本記事で書かせていただく内容に沿えばこれくらい戻ってくるのが一般的かと思います。
実際に、私は去年サラリーマンを辞めました(2018年は5ヶ月勤務)が、会社員以外の所得も合わせて確定申告した結果、2018年は30万円以上の還付金が戻ってきました。
2019.7.26追記 申告する際は「雑所得」でなく「事業所得」として申告しなければなりません。したがって、片手間でやる副業というよりは全て本気で取り組んでいる複業という扱いにする必要があります。この点分かりやすく記載できていなくて申し訳ございませんでした。
2019.9.25追記
私は後から知ったのですが、こちらの「無税入門」という本に本記事の内容が分かりやすくまとまってました。正確に把握されたい方は、こちらの本をお読みください。
本記事で書く内容は、嘘でも裏技でも何でもありません。
普通に法律に則っています。
ただ確定申告が面倒だからといって、やらない人が多すぎるだけです。
年間で10万円が戻ってるというのは投資の場合、200万円の資産を年利5%で回すのと同じです。(実際は税金が引かれるのでもっと高利率で回さないといけません)
投資でリスク負って資産増やそうとする前に、単純に手を動かせば10万円拾えることは面倒くさがらず対応した方がいいというのが私の見解です。
それでは、本題にはいっていきます。
副業したらお金が戻ってくる仕組み
源泉徴収とは…
年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者が給与からあらかじめ差し引くことをいいます。 従業員の給与を支払う事業者であれば、必ず行わなければなりません。 事業者が源泉徴収を行うことで、従業員は確定申告をする必要がなく、毎月の給与から少額ずつ所得税を納めることができます。
源泉徴収とは?種類としくみについて | ビジドラ~起業家の経営をサポート~
このように個人の代わりに会社が税金を納めてくれている素晴らしい制度です。
ただし、この制度!
このような前提のもと、成り立っています。
「収入源がその会社からしかない」
つまり、収入源が他からあれば税金は払いすぎている可能性があります。本記事で紹介する副業であれば約10万円くらい戻ってくるのではないでしょうか?
大丈夫でしょうか?
ここでいう10万円は副業で稼ぐ金額ではありません!
副業で得る金額とは別に約10万円戻ってくるのです!
普通の人は「副業で〜円稼ごうか?」とか考えるかもしれませんが、そうではなく、発想を変えて「副業することによって、税金が〜円戻ってくる」と考えます。むしろ、副業で稼ぎすぎてしまうの場合は確かに戻ってこないので、普通に確定申告して必要な所得税分おさめください。
ただ「ちょっとおこずかい稼ごうかな?」的な副業であれば、経費を差し引くとマイナスとなる場合が多いため、給与収入と合算することで課税対象金額が減り、結果的に払いすぎていた源泉徴収額が戻ってくるのです。
赤い部分が上記計算通りマイナスになれば、税金は払いすぎているため戻ってきます。
副業(複業)してるのにマイナスでいいの?
もしこういう風に思った方は経費の考え方がわかっていない可能性があります。ちょっとした副業であれば、上記計算式に当てはめればマイナスになることの方が多いです。むしろマイナスとなる副業をすることで戻ってくる金額が多くなります。
- 家賃の一部(作業場の面積)
- 通信費の一部
- ライティング本の教材
- ライター同士の飲み会 など
細かいとこは税務署ないしは税理士などに確認が必要ですが、一般的にその仕事をする上で必要となったものは経費として計上できます。
大概の人は家賃が支出に占める割合が大きいと思います。ただそれも家でできるネット系の副業であれば経費として差し引くことが可能です。結果副業での所得はマイナスになりませんでしょうか?今まで普通に消費していた家賃の一部が経費計上できるんです。よくないでしょうか?個人事業主はこのように、できる限り経費と計上できるものを経費にします。副業も小さな個人事業主ですから、同じように考えなければなりません。
オススメ副業
上述の通り、ネットで完結する仕事がいいと思います。
- データ入力
- WEBライター
- デザイナー
- 動画編集
- 音楽制作、編集
- プログラミング
- YouTuber
- ブログ など
とりあえず会社員やりながらということであれば、時間や場所に制約されないネット系がいいです。ネット以外のものは経費になるものが小さくなると思うので、本記事の方法としてはあまり向いていないかもしれません。
スキルがないと難しいものもありますが、①データ入力と②WEBライターなら誰でもできるんじゃないでしょうか?
またそれ以外も、やろうと思えばすぐに最低限のスキルは身につくのでやる気があれば何でもできます。
一番気軽に始められるのは「ココナラ」かと思います。
あなたが提供できるスキルをまとめて、掲載してみましょう!
もしくは募集している案件に応募してみましょう!
成約すれば、副業スタートです。
「単価が安いから、やる意味ないわ」ではありません。むしろ単価が安い方が経費を差し引いて副業所得がマイナスになるので、戻ってくる税金が大きいです。
あとやってみると分かりますが、金額に関わらず、最初は自分で仕事を取って、納品して、感謝される、ことがとても嬉しく感じます。
最低限のスキルで始めてOKと記載したのは、個人間のやりとりのためです。仕事依頼する側も同じ個人です。プロレベルの仕上がりは求めてきません。
これ以外にもクラウドソーシング系の会社たくさんございます。
>>クラウドテック
>>クラウドワークス
>>ランサーズ
「ココなら」よりはちゃんと仕事やる系ですが、本質は同じです。個人間同士の仕事が多いです。
私は仕事を発注したりもするので、どういう人に仕事をお願いしたくなるかTipとして記載します。
とにかくやる気がある!
これに尽きます。実力とかどうでもいいです。とにかく紳士的に向き合い、真面目で、やる気あれば、お願いしたくなります。
具体的な経費例
ネット系の仕事を受けた前提で、経費にできる主なものとその考え方について記載させていただきます。
経費は、すべて確証が必要になりますので、領収書やレシートをすべて保管してください。
経費① 家賃
副業を家で行う場合は、面積に比例にして計上することが多いようです。
経費計上家賃=(家賃)×{(作業スペース)÷(家全面積)}
普通は家賃の値段が大きくなるので、これを計上できるように家で行う副業がいいと思います。なお、金額が大きくなる分チェックも厳しくなる傾向にあるようです。くれぐれも嘘はつかないように気をつけましょう。
経費② 通信費
インターネット代金や携帯代金など、仕事で使う分であれば計上できます。これも全額というより、全体のうち、どれくらいの割合を仕事で使っているかという形での計上です。ここらへんはもう本当にあなた自身の”決め”になってくるかと思います。もし何か質問された際に、「〜という考えでこう整理しています」と真っ当な整理になっていれば問題ないかと。
あと、全体についてですが、納税額が小さい案件を根掘り葉掘り聞いてくる税務署は基本ないです。
経費③ 書籍費
仕事に必要な書籍について計上できます。
経費④ 接待交際費
仕事に関わる人との飲み会、食事会などは計上して問題ないと思います。ただし、あまり金額が大きかったり回数が多いとそれは当然指摘入ると思います。
経費⑤ カフェ代
もし家以外でもカフェでパソコン作業しているのであれば飲み物代は経費計上OK。食べ物は必要はないという整理で不可のようです。
他にも細かいところをあげればまだあると思いますが、基本的には「副業をする上で生じた出費」という考えなので、怪しそうなものはネットで検索して、経費となるか調べてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
基本的には経費まで計上すればマイナスになりませんでしょうか?
私は余裕でマイナスになっていました。
2年前は副業がたまたま発生してしまって、脱税扱いになりたくないので確定申告したのに、そこでも逆に還付金が戻ってきてしまいました。
副業の額が小さい+会社員というセットでは基本的には還付金が出てくると思います。
最後に、聞かれそうな質問についてまとめたいと思います。
【質問①】確定申告したら、副業は会社にバレませんか?
→住民税の納付を副業と本業で分ければバレないなんてことも聞きますが、プロではないので分かりません。ただそもそもこれからは国として副業推進していく時代です。また家賃収入、株の収入などあれば確定申告しなければなりません。したがって、会社員でも普通に確定申告するケースはあるため、それをやってまずくなることはないと思います。むしろきちんと申告する方がルールに則っています。
【質問②】確定申告面倒じゃないですか?
→手間はかかります。私の場合は領収書(レシート)を1年間ダンボールにずっと放り込んでいて、確定申告の時期に一気にExcelにまとめました。確定申告のやりかたも全く分からなかったですが、まとめ作業&確定申告準備、トータル丸々3日で終わりました。その結果が30万円戻ってきたので私の場合は日給10万円です。面倒ですが、とてもコスパのいい仕事をしてたと思いました。
また、確定申告スキルも身につくので、いいことしかありません。
【質問③】私の考えている副業の場合どうでしょうか?
→会社員の給料や副業内容によるので私には分かりません。
【質問④】どうやって経費関係まとめればいいんですか?
→私は自作のエクセルでまとめていましたが、綺麗に効率よくまとめたい人はそのようなサービス利用してもいいかもしれません。今は結構こういうサービスが出ています。
【質問⑤】やっぱりいきなり仕事を受けるのがこわいです。
→まずはスキルを身につけるという方法もあります。その場合は同じようなシステムの習い事サービスを利用しましょう。プログラミングやビジネススキルというジャンルがあるので、あなたの欲しいスキルを誰かに教えてもらうことができます。
投資でも同じですが、基本は何事も恐れず挑戦あるのみです。
本記事の副業に関する内容は、やってみることに何もマイナスがありません。損がないということです。
もし副業で所得がプラスになったら納税しますが、それはそれで稼ぎが増えてるのでOK。
経費差し引いて副業所得がマイナスになれば、会社員収入と合わせて払いすぎた税金が戻ってくるのでOK。
私は会社辞めるまでの直近2年間、数十万単位で還付金が戻ってきたので、結構無視できない金額だと思い今回記事にまとめさせていただきました。投資も大事ですが、まず節約できることは行い、投資資金を準備する方がもっと重要です。
ぜひ、1人でも多くの方が不安のない老後を迎えられるように節約、そして投資を気持ち良くできる社会になれば最高です。
最後まで、ご愛読ありがとうございました。
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