「株を証券会社に貸し出すだけで金利が得られる貸株って興味あるなぁ。
実際やってみてお得なんだろうか?
貸株してる人の声が聞きたいなぁ。」
このような疑問にお答えいたします。
先に結論を記載させていただきます。
- 2019年8月金利収入は68,150 円
- 貸株のデメリットを痛感
✔︎値動きが激しい銘柄が多い
✔︎貸株金利の変更影響が大きい
どうも、元三井住友系の金融マン、稼ぎ隊のCo.隊長(@co_toushi)です。
大手金融機関で10年以上勤めた後退社し、現在は国内株式2000万円ほど運用して、そこから得られる月約10万円で細々と暮らしております。
節約しながら、投資のみで生計成り立つように、自由に生きています。
本記事では、貸株金利収入の実績および貸株のデメリットをまとめさせていただきます。また生活費10万円の不足分を得るためにスウィングトレードにも挑戦しましたので、その結果も最後にご報告いたします。
それでは、見ていきましょう。
貸株とは?
貸株サービスとは、私たちが保有している株を証券会社に貸し出すことで、相応分の金利が受け取れるサービスです。簡単に言うと、株のレンタル料が日割りでもらえるイメージです。
各銘柄ごとに貸株金利が決まっています。(証券会社ごとに異なり、週次で見直し)毎日、貸し出している銘柄の「株価×金利÷365日」が金利として加算され、翌月証券口座に振り込まれます。
貸株金利収入《実績》
2019年8月を加えた、これまでの貸株金利収入実績がこちらです。
2019年1月 | 12,709 円 |
2019年2月 | 71,988 円 |
2019年3月 | 96,229 円 |
2019年4月 | 108,767 円 |
2019年5月 | 114,954 円 |
2019年6月 | 119,018 円 |
2019年7月 | 106,984 円 |
2019年8月 | 68,150 円 |
5月からタイに来て、月10万円貸株金利生活をしていました。それまでは毎月順調に金利を得ていたのですが、8月でついに10万円を下回ってしまいました。
理由は2つあります。
- 値動きが激しかっため売却
- 貸株金利の変更影響が大きい
この2つがまさに(改めて)痛感したデメリットです。
貸株の2つのデメリット
貸株は金利が得られるメリットがある反面、当然デメリットがございます。貸株サービス自体におけるデメリット詳細についてはこちらの記事にまとめておりますので、よかったらご覧ください。
本記事では、今回改めて痛感させられた2つのデメリットについて、実績をもとに振り返りたいと思います。
①値動きが激しい銘柄が多い
貸株金利が高い銘柄は新興株が多いです。したがって、値動きの変動幅が大きくなります。貸株金利が高く、多く投資していた下記2銘柄も大打撃をうけました。
JIG-SAW(3914)
8月中旬くらいから下落傾向が結構顕著に現れたので、キャピタルゲインを維持すべく止む無く一旦手放しました。
4750円くらい売却したので、それでもかなり動きが遅かったと思います。ただ、結果その後も下落続けてまた安くなってから買い戻したので、下手なりにもトレードしてよかったと思います。
ジグソーだけでもキャピタルゲインが150万円以上生まれていたので(300万円→450万円)、合理的に考えた結果、1ヶ月10万円得るためだけに株価が下落する毎日するのは避けました。
PKSHATECHNOLOGY(3993)
パークシャも同じような感じです。こちらが8月の値動きでした。
株式市場全体が8月は冷え込んでいたかもしれませんが、それにしても新興株の値動きの幅は著しいものがありました。こちらは5300円近辺で売却しました。底が掴めていないので、まだ再インしてません。(するかも分かりません…)ただ、こちらも結局売却後も下落が続いたので、やはり防衛策としては一応成功したのかもしれません。キャピタルゲインが50万円ほどあったので、単純計算で5ヶ月分の生活費にもなりますからね…
②貸株金利の変更影響が大きい
上記2銘柄は貸株金利が高く、将来が有望そうな企業であったので投資しました。ただ、この金利変更の影響は大きいです。
- JIG-SAW
最大時金利11% → 現在3% - PKSHATECHNOLOGY
最大時金利16% → 現在3%
当然、このような変化は一瞬に起きたわけではありません。数ヶ月間かけて徐々に下がっていきました。
ただ、私がこの投資法を始めた年初と比べて、現在は貸株金利が高い銘柄の数がかなり減った印象です。
このようなデメリット、状況を踏まえて貸株金利だけに頼って毎月10万円得ていくことが難しく感じました。
スウィングトレードで穴埋め
8月の貸株金利収入は68,150円でしたので10万円にするには▲31,850円足りません。よって、9月はスウィングトレードでこの分を穴埋めすることにしました。
ここでは特に詳しく書きませんが、配当確定月でもあったので月末に向けて株価が上がる傾向の企業に分散投資しました。
- 住友商事(8053)
- 出光興産(5019)
- 三井住友F(8316)
こちらの記事でまとめた配当高そうな銘柄の中から選びました。
結果、500万円分購入し、数日後に売却して9万円分の利益(税引き前)が得られました。これでなんとか9月生活費の10万円確保できました。
10月以降は貸株金利だけでなく、こういうスウィングトレードを交えていこうと思います。大金を動かすなら毎月10万円ってすごい簡単なはずではないか!?とも感じてしまいました。1000万円の1%ですからね。これって1日の値動きでよくあることですよね。勉強はこちらの本で少しやっていますが、基本自分の仮説&実践ですね。
何故かまだ株で大損したことがないですが、まだまだ勉強不足です。ただリスクを取るのにはあまり抵抗がない方かもしれません。やはり現物だからってのが大きいですね。
貸株金利に興味ある方、概要まとめたnoteございますので、よかったらご覧ください。今でも大きな考え方は変わっていません。貸株金利が上がってきて、投資したい銘柄が出て来ればいつでも入ろうと思っています。
また証券会社によって貸株金利が異なりますので、貸株をする場合は複数の証券口座を持って運用すると効率的です。金利が高く、信頼性が高い証券会社として、私はこの3社を使っています。
※2019.7.15時点の貸株金利比較
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
投資法は本当に人それぞれかと思います。みなさん1人1人にあった投資法を見つけて日本の経済活性化につながることを願っております。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。